皆さんは普段、靴のお手入れをどれぐらいされていますか?

革靴をよく履く方だと磨いてお手入れすることも多いでしょうが、スニーカーやサンダルをよく履くという方だとそこまでお手入れをしないという方も多いのではないでしょうか。

別に靴をお手入れしましょうというお話ではなく、普段どれぐらいご自身が履いている靴を見ているかというお話です。

普段何気なく履いて出かけている靴ですが、靴にはお体の状況が色濃く反映されています。

当院へご来院される方の靴を拝見すると靴の内側だけが減っている方や外側だけが減っている方、左右非対称に減っている方と実にさまざまな方がおられます。

そのなかでも、坐骨神経痛でご来院される方の靴を見ると左右の減り方が大きく違ったり、靴の内側がすり減っているという特徴があります。

こうした特徴的な減り方は骨格の歪みが原因で起こっています。

特に靴の内側ばかり減る場合は過回内という状態になっています。

過回内は踵周りの関節が過剰に動いて、踝が必要以上に内側に入っている状態です。

この状態になると足の機能がしっかりと働かないので、それを庇って体を支えるために膝や骨盤、脊柱に負担がかかります。

こうした負担によって梨状筋が影響を受け、坐骨神経痛を発症する引き金にもなります。

そのため、坐骨神経痛の予防や症状緩和のためには骨盤や脊柱の歪みを正しくするのはもちろんですが、それとあわせて足元の歪みを取り除き、正しい立ち姿や歩き方を身につけることが大切です。

坐骨神経痛を治すために、あちこちの病院で診てもらったけど治らないという方は、整体で骨盤矯正をおこない足元も見直してみませんか。